RMS ログインユーザの権限管理機能を大幅に強化しました。
ユーザが RMS 上で行うことができる操作(各画面へのアクセスやデータ更新・削除など)を装置グループごとや各機能ごとに制限することが可能です。データベース管理システムで採用されているような「ロール」(権限をまとめたグループ的なもの)の考え方を取り入れ、権限設定作業の手間を軽減できるようにしています。
また、権限の可視化(各ユーザが RMS 上で具体的にどの権限が与えられているかを分かりやすく表示する)機能も搭載しています。
各画面へのアクセスやデータの更新、リモートコマンドの発行など、ユーザが RMS 上で行った操作のログを記録できます。
この機能により、RMS で「いつ」「誰が」「どこに(で)」何をしたか(何を見たか)」をいつでも確認することが可能になるため、ネットワーク管理組織における内部統制に活かすことができます。
RMS で管理される各種ログ(コンソールメッセージログ、操作ログ、装置イベントログ、コマンド発行ログ)の発生状況を月・年単位で集計し、グラフと表で表示することができます。
組織全体はもちろん、装置グループ・装置種別や装置ごとに絞り込んで集計することも可能です。日々のログ発生状況を確認していくことで、ネットワーク運用面での「予防保守」に役立てることができます。
装置コンフィグ(装置の設定情報)の管理機能を強化しました。装置コンフィグは各装置ごとに 10 世代前まで管理することができ、特定の日時や世代の軸で区切って、その時点における一覧を表示することができます。
RMS 4 でコンフィグ情報として管理可能なデータは、各装置種別ごとのコンフィグ表示コマンドの結果となります。例えば、Cisco 社ルータ・スイッチの場合であれば、show startup-config コマンドの出力結果をコンフィグ情報として扱います。
RMS の Web 画面上から、RouteMagic Console Manager を経由して装置のコンソールポートにコマンドを発行することができます。RMS 4 では「リモートコマンド発行機能」として、前バージョンの「定石コマンド機能」を大幅に強化して使いやすくしました。
コマンドを用途別にグルーピングすることができ、各コマンドグループに任意のコマンド定義を追加することができます。また、権限管理機能により、ユーザごとに各コマンドグループの「コマンド定義の追加・編集」や「コマンド発行」に関する権限を設定することができます。
前バージョンでは、特定のコンソールメッセージログの発生数が指定したしきい値に達した場合や、管理対象装置や RouteMagic Console Manager の応答ステータス変化を検知した場合に、メール通知や SNMP トラップ送信を自動的に行う機能を搭載していました。
RMS 4 ではこの機能を強化し、より柔軟にトリガー条件やトリガーアクション(トリガー条件を満たした際に自動実行される機能)を設定できるようになりました。
RMS 4 には次のような機能があります。
現在と 10 世代前までのコンフィグ情報 (*) を機器ごとに管理します。差分データの表示も可能です。
(*) Cisco 社ルータ・スイッチの場合であれば、show startup-config コマンドの出力結果をコンフィグ情報として扱います。
監視装置のステータス変化やログの発生状況を RMS から SNMP Trap 通知を行うことで、既存の SNMP Manager で構築した監視システムとの連携が可能になります。
※SNMP トラップ送信機能を利用するには、「RouteMagic for SNMP Manager」ライセンスの追加登録が必要です。
RouteMagic Server version 4.5.0
ソフトウェア要件
Red Hat Enterprise Linux 6.x – 32 bit 版 (i386)
Red Hat Enterprise Linux 6.x – 64 bit 版 (x86_64)
Red Hat Enterprise Linux 7.x – 64 bit 版 (x86_64)
MTA
Postfix
Java
Pentium 4 2.4GHz 以上の IA32 プロセッサ
(デュアルコア、マルチコアプロセッサを推奨)
RM-CM200, RM-CM1200, RM-CM400, RM-CM1250
(RouteMagic ソフトウェア 4.0.0 以上)