2021年7月30日ニュースリリース

AI潅水施肥システム「ゼロアグリ」のDIY 給液パーツキットの販売を開始

AI潅水施肥システム「ゼロアグリ」を開発・販売する株式会社ルートレック・ネットワークス(本社:神奈川県川崎市 代表取締役社長:佐々木伸一、以下当社)は、ゼロアグリ制御盤の仕様に準拠し、農業生産者が自身でゼロアグリの給液装置を組み立て導入できる、「ゼロアグリ仕様、DIY給液パーツキット」を販売開始いたしました。

ゼロアグリは、AIを活用した潅水施肥の自動化を行い、農業の生産性向上と環境負荷低減を実現するシステムです。これまで約300台が全国の生産者に導入されていますが、更なる活用推進のためには、導入するためのコストをできる限り抑えることが課題となっています。

ゼロアグリのこれまでの生産者の導入方法としては、ゼロアグリ制御盤+給液装置を一体化して導入、もしくはゼロアグリ制御盤のみを導入して、給液装置は市場にて個別に調達して地域の施工店が組み立て導入を行う、という方法の2種類でした。前者の場合は、既設の給液装置を活用できないため、コストの無駄になる課題がありました。後者の場合は、施工店が日常的に取扱いをしない特殊な部材も含め、生産者あるいは施工店が自ら設計し部材を調達するという作業が発生するため、導入の手間やコストに課題がありました。

今回発売を開始しました「ゼロアグリ仕様、DIY給液パーツキット」は、点滴灌漑トップシェアのネタフィム社との協業により、ゼロアグリ導入にあたって必要な給液部材をセットで供給いたします。生産者は地域の販売店を通し「ゼロアグリ仕様、DIY給液パーツキット」を購入することができ、設計、部品選定、部品調達の必要がなく、また生産者自身で組み立てを行う事も可能で、コストを抑えたゼロアグリ導入が可能になります。

ゼロアグリ制御盤+給液装置 設置例

当社はこれからも、「農家ファースト」を掲げ、農業生産者のメリットとなるようなサービスや製品を拡充して参ります。

ルートレック・ネットワークスについて

当社は、2005年の創業以来培ってきたM2M/IoT技術を基に、2010年 総務省 広域連携事業の「ICTを利活用した食の安心安全構築事業」を契機に、明治大学黒川農場との共同研究により、スマート農業事業に参入しました。2013年からAI潅水施肥システム「ゼロアグリ」の提供を開始し、現在、全国の農家・農業試験場にて累計290台以上導入いただいております。2018年には、第4回日本ベンチャー大賞(農業ベンチャー賞 農林水産大臣賞)を受賞、同年 経済産業省よりJ-Startup企業、内閣府官邸 先進的技術プロジェクト「Innovation Japan」にも選出されました。

本リリースにおけるお問合せ先

株式会社ルートレック・ネットワークス 広報担当 中島

TEL:044-819-4711 E-Mail:mktg@routrek.co.jp

※記載されている会社名、製品名などの固有名詞は、各社の登録商標または商標です。

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