プレスリリース

2018.3.20

サッポロホールディングスと国産レモン栽培の共同研究開始 ~ゼロアグリによる初の果樹栽培開始~

 株式会社ルートレック・ネットワークス(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:佐々木伸一、以下 ルートレック)は、サッポロホールディングス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:尾賀真城、以下サッポロ)と共同で、AI潅水施肥システム「ゼロアグリ」を使用したICTによる国産レモンの栽培技術確立の実証試験を今春より本格的に開始することを2018年3月20日に発表いたしました。
 ゼロアグリでの果樹栽培は、初の取組みとなります。また、ハウス栽培だけでなく露地での栽培も行います。生産者の露地栽培でのゼロアグリ使用は、今回が初めての試みとなります。
 当共同研究により、レモン栽培の効率化、レモン果実の高品質化を図ることで、安定的な供給量の確保と、担い手の育成による国産レモンの生産振興を目指します。

【共同研究の背景と課題】

 国内のレモンの需要は55,000t※1の中、国産レモンの生産量はわずか約10,000t※2で、生鮮・加工品ともにほとんどを輸入に頼っているのが現状です。国内産農産物が見直される中、国産レモンの国内需要は年々増加しています。これら需要に応える生産量を確保するため、本研究は、以下のような国産レモン生産における課題に取り組みます。 
 ①栽培知見をデータ化することによる効率化と生産性向上
 ②生産者の高齢化に対する、栽培技術の伝承と新規就農者の拡大
 ③急斜面での栽培となる生産地の負担軽減
 本研究では、サッポロが保有する広島県の圃場においてICT農業機器であるゼロアグリを設置し、栽培データの取得と分析、果樹の生長や段階に合わせた潅水施肥の自動化、土壌環境制御の実証を行い、栽培技術の確立とともに栽培面積の拡大と高品質化を目指します。

【本研究の概要】

 本研究では、データ収集とその分析研究を通じて点滴潅漑栽培における以下の2種に取り組みます。
 ①施設栽培での作業効率化とレモンの高品質化の実証
 ②露地栽培での有効性と栽培面積拡大の実証
 ゼロアグリは、各種センサーからの情報をクラウド内で管理・分析することで、果樹の生長にともない必要となる潅水量と施肥量を割出し、潅水施肥を自動で実行します。レモン栽培の効率化を図るばかりでなく、土壌環境制御を行うことでレモン果実の高品質化が見込まれます。

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写真1 左:サッポロホールディングス 取締役 吉田郁也
右:ルートレック・ネットワークス 代表取締役社長 佐々木伸一

上島大崎ゼロアグリ.jpg

写真2:圃場に設置されたゼロアグリ

ゼロアグリの圃場の写真.jpg

写真3:広島県大崎上島のレモン生産地

【サッポロホールディングス株式会社概要】

会社名 サッポロホールディングス株式会社
代表者 代表取締役社長 尾賀真城
所在地 東京都渋谷区恵比寿四丁目20番1号
資本金 53,886百万円
設立 1949年9月
業務内容
  • 持株会社(グループ経営戦略の策定、管理)
    グループ会社事業:国内酒類事業、国際事業、食品・飲料事業、外食事業、不動産事業
URL http://www.sapporoholdings.jp

【株式会社ルートレック・ネットワークス概要】

会社名 株式会社ルートレック・ネットワークス
代表者 代表者 代表取締役社長 佐々木伸一
所在地 神奈川県川崎市麻生区万福寺1-1-1 新百合ヶ丘シティビルディング6F
資本金 1億円
設立 2005年8月
業務内容
  • AI潅水施肥システム「ゼロアグリ」の開発/販売
  • リモートネットワーク管理製品「RouteMagic」の開発/販売
URL http://www.zero-agri.jp/

【AI潅水施肥システム 「ゼロアグリ」について】

 2005年の創業以来培ってきたM2M技術をベースに、2010年に総務省委託事業にて農業市場に参入。以降、明治大学との点滴灌漑のICT活用の共同研究を開始し、2013年よりAI潅水施肥システム「ゼロアグリ」を発売しています。
 ゼロアグリは日本国内の施設園芸98%を占めるパイプハウス向け土壌環境制御システムです。ゼロアグリは各種センサー情報より、独自のアルゴリズムを用いて、作物が水と肥料を消費するパターンを分析します。作物の生長に合わせ、必要な土壌水分量を常にクラウドより自動制御することで、作物にかかるストレスをなくし生長を促すことで収量増大と品質改善による生産者の収益向上へと繋げます。また、生産者の潅水施肥に対する省力化も実現し、規模拡大を実現可能とします。ゼロアグリユーザは、PCやスマートフォン等から現在の液肥供給量など栽培状態を把握でき、供給量を簡単に変更することもできるため、これまでの経験と勘も反映することができます。各種センサー情報、液肥供給量などは、クラウド上に収集されるため、容易に情報共有に使用でき技術承継を行うことができます。また全データは翌年度に参照することもできます。さらにゼロアグリはSNSとの連携機能で、「モノとヒト」のネットワーキングから生産性を飛躍的に向上できるよう農業の革新を目指します。

※1:「農林水産物輸出入状況 2016年(平成28年)」農林水産省データならびに「平成27年産 特産果樹生産動態等調査・果樹品種別生産動向調査」農林水産省データより算出
※2:「平成27年産 特産果樹生産動態等調査・果樹品種別生産動向調査」農林水産省より

本件に関するお問合せ

株式会社ルートレック・ネットワークス マーケティング・広報 猪股・中島
電話: 044-819-4711 FAX: 044-819-4713 E-mail: mktg@routrek.co.jp
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