プレスリリース

2015.7.20

次世代養液土耕システムZeRo.agri(ゼロアグリ)の販売を促進 ~総額1.95億円の資金調達を実施~


 

株式会社ルートレック・ネットワークス(本社:神奈川県川崎市、代表取締役:佐々木伸一、以下 ルートレック)は、株式会社東京大学エッジキャピタル(本社:東京都文京区、代表取締役社長:郷治友孝、以下UTEC)を無限責任組合員とするUTEC3号投資事業有限責任組合を引受先とした第三者割当増資を行い、総額1.95億円の資金調達を実施いたしました。これにより、中小規模農家向け製品、次世代養液土耕システムZeRo.agri(ゼロアグリ)の販売を促進してまいります。

 


ルートレックは、2010年度総務省広域連携事業(ICTを利活用した食の安心・安全構築事業)に採択されたのを受け、農業市場へと参入しました。2012年に入り、川崎市産学連携事業にて明治大学と共同研究を開始し、2010年より蓄積した圃場のビッグデータを元に、2013年にクラウドベースの次世代養液土耕1システムZeRo.agriを開発し出荷開始しました。

多くのハウス栽培農家では、これまでハウス内地上部の温湿度等から、作物へ与える水分や肥料を経験により決めてきました。ZeRo.agriでは、地下部2の状態に着目。これまで見えず、分からない状態のままで液肥(培養液)を与えていた地下部の状態を可視化し、制御します。各種センサーからの情報を合わせることで、作物の成長に合わせて最適な時間帯に、必要な量の培養液を算出し、自動供給します。ZeRo.agriの利用により、毎日の天候の変化に応じた培養液の手動式タイマー制御の変更が不要となり、作業時間を大幅に短縮できます。

また、クラウドに全ての情報が蓄積されるため、培養液の供給量をタブレットで確認することができるほか、培養液供給量は指でなぞるだけで簡単に変更可能なため、これまで培ってきた農家の経験と勘を容易に反映させることも可能です。各種センサー情報、培養液供給量、タブレットで撮影した写真などは、生産者、農業普及員、営農指導員と容易に情報共有に使用でき、翌年度に参照することも可能です。

ZeRo.agri導入後、培養液量を最適な値に制御する事により、多くの農家の収量が向上し品質が安定しました。また、培養液量の自動供給により、新規農業参入する際もZeRo.agriは使用しやすく、収量は熟練した養液土耕栽培者と同等、またはそれ以上を見込むことができます。

増資引受先のUTEC 井出啓介氏(ルートレック社外取締役)は、以下の通り述べています。

「 ZeRo.agriは、これまでIT導入がなされてこなかった中小規模農家の課題に注力した製品です。農家のこれまで培った勘と経験を反映しつつ、ITで農家の作業に対する省力化と効率化、および収量向上をサポートします。栽培ノウハウの喪失と就農人口の減少を解決しながら、単位面積当たりの収穫量を上げ、かつ水・肥料の使用量も削減します。東南アジア各国でも同様の課題を抱えており、私は今後のルートレックの展開に期待しています。」

本増資によりルートレックは、ZeRo.agri製品の販売とサポート体制を強化し、生産者、農業普及員、営農指導員への普及活動を行います。また、アジア展開を視野に入れた第2世代となるZeRo.agri普及版の製品開発を行ってまいります。ルートレックは当社独自のIoT(Internet of Things)ソリューションにて、最も普及の進んでいなかった農業分野のIT化を促進。これにより、単位面積当りの収量増加をもたらすだけでなく、世界共通の課題である食糧難、高齢化問題、肥料による環境汚染、ならびに水の枯渇化問題の解決へと貢献してまいります。

【用語説明】

※1養液土耕栽培:培地に土を使用する養液栽培方法。水に肥料をまぜた培養液を、地上に敷設したチューブより点滴により滴下する方法と、地中にパイプを埋めて供給する2通りがあります。 塩類集積を抑制し、水と肥料を効率よく吸収できるため、品質の安定と収量向上へとつながります。

※2地下部:ハウス内の土壌をさします。

【次世代養液土耕システム ZeRo.agri(ゼロアグリ)について】

日射センサーと土壌センサーにより、普段は見えない作物の地下部の状態を数値化し肥培管理します。タイマー灌水では実現が難しい、日々の天候と作物の生長に最適な培養液供給量を、各種センサー情報を基にZeRo.agriが判断し、自動供給を行うシステムです。これにより農家の作業時間を大幅に削減しつつ収穫量の増加と、水や肥料の低減を実現します。

株式会社ルートレック・ネットワークス 会社概要

会社名 株式会社 ルートレック・ネットワークス
英文社名 Routrek Networks, Inc.
資本金 1億3370万円(2015年6月現在)
代表者 代表取締役社長 佐々木 伸一
業務内容 ・次世代養液土耕システム「ZeRo.agri」の開発/販売
・リモートネットワーク管理製品「RouteMagic」の開発/販売
・自社製M2MプラットフォームのOEMライセンス販売

株式会社ルートレック・ネットワークス  マーケティング・広報 猪股美和
TEL: 044-819-4711  FAX: 044-819-4713
URL:http://www.zero-agri.jp/

※記載されている会社名、製品名などの固有名詞は、各社の登録商標または商標です。